新×古の融合 蔵リノベーション

宇都宮市 ビーグル養蜂園様

築96年の大谷石の石蔵をはちみつ店にリノベーションしました。
1Fは、自家製のハチミツ販売コーナーと、カウンターを隔てて厨房・事務所となっています。
棚の奥に見えるハニカム型の大谷石はお施主様のご提案で、
大きさ・厚みの違う数種類のサンプルを作成し、選んでいただきました。
歴史を感じる既存の材料を最大限に活かし、新しい材料をうまく組み込むことで
新×古を見事に融合させたリノベーションとなりました。
2Fはイートスペース。
壁や天井は既存をそのまま活かし、床もヴィンテージ風で合わせ
大谷石×木材×アイアンの3本柱をベースに、打合せが進みました。
ライティングは、主にスポットライトとダウンライトで
温かみのある電球色を採用しました。
窓から見える景色を楽しめる、心落ち着く空間になりました。
入口を入ると開放感あふれる吹抜けがお出迎え。
見上げると既存の立派な梁が、当時の面影のまま残っています。
様々な特性を持つ大谷石ですが、夏はとても涼しいことでも有名です。
シーリングファンを採用して、更に快適に過ごしていただける空間となりました。
既存では小屋があった場所に、リサイクルの大谷石を採用し、テラススペースを作りました。
昼は四季折々の景色が楽しめる、開放感抜群の空間
夕方は看板やアプローチがライトアップされ、神秘的な空間を感じていただけます。
細部までお施主様が拘りぬいた理想が、ここに形になりました。
建物タイプ
大谷石石蔵
築年数
96
施工日数
80

お客様の声

完成までの過程を振り返ると、石蔵のリノベーションということで難しい課題がいくつもありましたが、一つ一つの課題に真摯に対応していただき、クリアしていくことが出来ました。

ベースとなっている石蔵は、私たちの先祖が米農家だった大正時代に農業用倉庫として建てたものでした。

その役目を終えて、時代に取り残された埃まみれの物置となっていたこの石蔵に、コボリリノシアさんが再び命を吹き込んでくれました。

時代を超え、クラシックとモダンが見事に調和した店舗となった石蔵を目の当たりにした時は、非常に感動しました。

私たちはもちろん、私たちの先祖もきっと喜んでいると思います。

素敵な建物に仕上げていただき、ありがとうございます。